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IoTの活用を
より容易に、より幅広く

未来社会「Society 5.0」は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
コンテナフォーマットは、より容易に、より幅広いIoTの活用シーンを実現します。

コンテナフォーマットを生み出した、IECの高齢化社会への取り組み Active Assisted Living(AAL)

高齢化にともなう身体諸機能の衰えに対しては、IoTを活用した支援が世界中で研究されています。この分野でのシステム開発をスムースにするために、
IEC(International Electrotechnical Commission 国際電気標準会議)が、高齢者の生活支援に特化したテーマ領域「Active Assisted Living」(略称AAL)を設定し、検討しています。AALの諸活動では、Sys AALが様々なユースケースの検討を通して、デバイス、システム、通信に必要な要件を洗い出し、TC技術専門会議に依頼し最適化しています。

こうしたAALの検討を通して生まれた標準規格の一つが、「コンテナフォーマット」(IEC63430)です。ユースケースから検討する中で、デバイスが交代することがあっても負荷なくシステムが対応するための条件として、デバイスのデータがスムースにシステムによって解釈されること、ということが上がり、AAL検討を通してコンテナフォーマットが確立されました。

AAL (Active Assisted Living) とは?  (IEC/TS63134:自立生活支援サービス)

高齢者へのICT機器・サービスを活用した自立支援の仕様についての国際標準規格です。

【背景】 高齢化が急激に進む現在では、自立が可能な高齢者にはICTの力も利用して、必要なサービスだけを効率的・効果的に提供することが必要ですが、
この分野では、様々な機器やソフト・サービスが活用されることから、単発での機能提供を脱し、連携して支援を行うことが求められます。

【目的】 国際標準化では、支援すべき領域や支援内容の定義、使用される機器・ サービスと機能、機器同士の通信方法やデータ形式などの標準化を通して、開発者が、最大限の効用を追求しつつ他機器やサービスとスムースに連携することを目的としています。

図 AALの検討領域と各委員会の役割分担

図 IECユースケースの想定とIEC63430(データコンテナ)の位置付け

AALが想定するシステムの全体像と関連技術

AALでは、IoTシステムは、高齢者に装着したIoTデバイス類などが、ホームゲートウェイなどを通してIoTプラットフォームへデータを送り、プラットフォームがデータを活用して医師や介護関係者に提供する、という形を想定しています。こうした想定を元に、スムースでセキュアなシステム構築に必要な標準を検討しています。(ここに次ページの図をはさむ)

こうした想定の中で、コンテナフォーマット同様検討され現在活用が進み始めているのが、SmartBAN(Smart Body Area Network)です。SmartBANは、人体近接エリアでウェアラブルデバイスなど複数のIoTセンサノードで計測した生体データを、無線経由でHUBに集約する「ボディエリアネットワーク無線通信規格」です。(広島市立大学)

          

AAL  IECサイトへのリンク

IECによるコンテナフォーマット検討状況は、下記から確認できます。

          

AAL   標準化の経緯と国内の対応

課題先進国日本は、AALの取り組みに経済産業省が早くから着目し、国際標準化に積極的に関与してきました。
2024年現在TC100議長を務めています。

●EU発議でスタート
●IEC System Committee
  AAL:2015年3月第1回会合
  議長国:独、幹事:CO、
  コンビナー:日、独、米、中、韓
●システム側でユースケース・要求の仕様検討が進み(Syc AAL)
  技術検討が技術側で進行中
●日本では経産省下でJEITAが国内審議を集約

AAL   欧米の動き

●EU:発議元ドイツなど、活用に向けた動き
   PHILIPSが参加
●アメリカ:LUが国内法確認・調整のため参加