未来社会「Society 5.0」は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
コンテナフォーマットは、より容易に、より幅広いIoTの活用シーンを実現します。
* IoT活用の例
73歳の千代子さんは、生体情報を収集するウェアラブル生体センサを装着。収集された生体情報はサーバ に保存され、医師は生体情報をチェックして健康レポートを作成 。ドラッグストアでは薬剤師が千代子さんの健康レポートを読み、アドバイスをする。
(IEC TS 63134:2020 Use case:Chiyoko Personal health check)
コンテナフォーマットは、IoT機器が出力するデータのやりとりの手順と形式を定めた国際標準規格です。
デバイスの接続には、デバイスのデータ形式の把握とシステムの改変など、大きなハードルがありますが、この規格を用いると、デバイスのデータ形式も、システムの仕様も変更せずに、すぐに接続することができます。
システムがさまざまなIoT機器を容易に活用できるようにし、IoT機器がより多くのシステムで活用されるチャンスを提供します。
コンソーシアムは、アジャイルでスピーディなIoTの活用を、幅広い領域で進めるために、新たなビジネスを生むために、システム構築者やIoTデバイスメーカーと標準に関わる情報・活用法を共有し、普及を推進しています。
ぜひ、コンテナフォーマットの活用をご検討ください。
日本では、すでに全人口の平均年齢が48.4歳(2023年)になりました。高齢化社会を超え、さらに超高齢化社会への対応を余儀なくされています。世界でも、多くの国で高齢化が進行しており、これからの社会のあり方の先進事例として、日本の今後の高齢化対応が注目を浴びています。
こうした社会の変化と技術の進展に注目して、今後の社会に向けた未来像・イニシアチブが、内閣府が提唱する「Society 5.0」です。
“Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。”
内閣府 Society 5.0とは https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0
コンテナフォーマットは、「Society 5.0」が目指す社会像にむけて、さまざまなデバイスメーカーやシステムプロバイダー、ビジネスプロデューサーが連携し、知識や情報の共有によって新たな価値を生み出すための、一つのキーになります。
コンテナコンソーシアムは、コンテナフォーマットの普及促進を通じ、 「Society 5.0」実現を推進してまいります。